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Something Four 孫仲謀の場合 

2014, 10. 06 (Mon) 23:00

 秋ですね。結婚シーズンです。で、こんな思い付きだけのものを書いてみました^^;


Something Four 孫仲謀の場合

「Something old, something new, something borrowed, something blue, and a sixpence
in her shoe.」
 なにか古いもの。
 なにか新しいもの。
 なにか借りたもの。
 なにか青いもの、そして彼女の靴の中には6ペンス銀貨を。
 それは慣れ親しんだ世界での花嫁さんのおまじない。
 サムシングフォーと言われるもの。この4つの物を身につけて結婚式を挙げた花米は幸福になれる。
 この見知らぬ世界でも、サムシングフォーやブーケーがなくても幸福な花嫁になるのは簡単。
 大好きなあの人の笑顔があれば花の幸福はそこにある。だから、婚儀を控えて口ずさむついつい口ずさんでしまう歌が大騒動の元になるかもしれないなんて、花には思いもよらなかったのだ。

「じゃあ、じゃあ、花ちゃんの国では婚儀の時に何回も着替えをするの?」
 ゴマ団子を頬張りながら問いかけるのは二喬の一人大喬だ。
「うん、お色直しって言ってね。私の産まれた国の正装から他の国の花嫁衣装や宴の時に着るものなんかに三回くらい、私のいとこのお姉さんがお嫁に行った時はお式の時と宴の時と宴のあとの親しい友人だけの宴、えと二次会ッて言うんだけど、それを全部合わせて五回も着替えてたよ」
「そんなに着替えをするのですか? 大変ではありませんか、花さん?」
 仲謀の妹でもうじき義理の妹になる尚香が驚いたように目を見開いた。
「うーん、大変だと思うけど、その日は花嫁さんが主役だから」
 小首を傾げて花はにっこりと笑った。
「へーえ、花ちゃんの国では婚儀は花嫁さんが一番なんだ。じぁあ、花ちゃんもその全部の衣裳を着たかったんじゃないの?」
 今度は小喬が口を挟んできた。
「そんなことないよ。こうして仲謀のお嫁さんになれるだけど嬉しいもの。あ、でもサムシングフォーとブーケトスはしてみたかったかも……」
「さむしんぐ、ふぉー、ですか?」
 尚香が今度はなんだろうかと、目をきらきらさせている。
「えーと、私のいた所のおまじないみたいなものなんだけど」
 と花は軽い気持ちで大小と尚香の前であのマザーグースを口ずさんだのだった。
「Something old, something new, something borrowed, something blue, and a sixpence
in her shoe.」
 なにか古いもの。
 なにか新しいもの。
 なにか借りたもの。
 なにか青いもの、そして彼女の靴の中には6ペンス銀貨を。
 それは慣れ親しんだ世界での花嫁さんのおまじない。そしてブーケトスは次の花嫁を夢見る女の子への贈り物。
「素敵なおまじないですね」
 尚香が夢見る女の子のようにうっとりと瞳を輝かせる。
「でも、それってやろうと思えば、ここでもできるんじゃないの?」
 大喬がさらりと言ってのけると、
「そう、そう。だって、婚儀の衣裳は新しい物でしょ。だったら残りも仲謀に準備して貰えばいいよ」
 としたり顔で小喬がさらりと流す。
「ええぇ! 今だって忙しそうなのにそんなの仲謀に悪いよ。それに借りる者は幸せな結婚をした人から白いものを借りた方がいいって言うし」
「そのように細かく決まりごとがあるのですか」
 ずいと仲謀によく似た尚香の顔が花へとより一層近くなる。
「ううん、そうじゃないけど、きっと、そうした方が縁起がいいからだと思うの」
「それはそうですね」
「そうだねぇ!」
「仲謀が相手じゃあ、できるおまじないはできるだけしておいた方がいいもん」
「そうそう。縁起のいいことはやっておくべきだよ」
 却って不吉なことを二喬がいう。花は、あはは、と乾いた笑いを漏らして心の中で仲謀にごめんねと呟いた。
 こうなっては誰も大喬も小喬も止めることなどできない……。
「ふぉ。ふぉ、ふぉ。花様、ここは大喬殿と小喬殿にお任せしてはいかかですかな。私もそのさむしんぐふぉーとやらをこの目で確かめたいですし」
 この場に居合わせた子敬が無責任に話を大小へと振る。
 結果、怒り狂いそうな仲謀の姿を想像しながら、花は頷くよりほかなかった。
―続かないと思う―

皇家の方のご結婚で思いついただけの代物ですぅ。サムシングフォーを友人もしておりますが、4つ集めるのが以外に大変だったそうで。(私はしてないですよ)
これって、師匠や孟徳さんあたりで書いたら面白そうだなと思うんですよね。ネタがまとまらなくて、こんな中途半端なものをUPしてまーす。『プリアサ』のシリアスがまとまらない!!
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