FC2ブログ

BÓT~救済~ 

2014, 12. 26 (Fri) 21:28

クリスマスにニケランの話をUPしたいなぁとは思っていたんですが、諸々ありまして本日UP。
本当に短いSSです。ニケって一番、救済という言葉が似合うような気がします。

次のUPは恋戦記のSSになると思います。薄桜鬼はパス付き連載を書くためのリハビリします。(パス付きの連載で一段落したら果てました。なので、コメなど貰えるとうれしいですぅ!)

最近、ずっとUPしていなかったのに、拍手を下さる皆様には大感謝を送ります(*^_^*)
BÓT~救済~

 遠い、遠い昔話。
 あるところで戦争がおこりました。そしてそこでは親を亡くした子供や親からはぐれた子供を攫って育てるギルドがありました。誰も知らないその小さな村で生き延びることができた子供は優れた暗殺者として、お金さえ積めばどこの国へも入りこむことができたのです。
 そして、そこにはとても優しい瞳をした少年がいました。とても優秀な暗殺者に育った彼はある小さな村で……。
 後悔を初めて知ることになるのです。

 今も手に巻いたままの包帯の感触を感じながらニケは思う。
 本当ならたった一人で生きて行くはずだった。ヴィルヘルムが救ってくれた命を捨てることなんてできなくて、でも背負った罪はとても重たくて……。
 罪も罰も全部抱え込んで生きると決めたのは自分だったけど、大事な彼女までそんな生き方に巻き込みたくなくて、一人で港へ向った。
 また一つ約束を破って、ランを置き去りにしようとした。
 でも……。
 いまニケの前には彼女がいて自分に向ってにっこりと笑ってこう言う。
「私は時々手紙を書くの。母さんやキオラ様に」
 きらきらとその蒼い空のような瞳を輝かせてこう続けてくれる。
「楽しいと思うんだけど、どうかな?」
 その一言で涙がこぼれるなんて自分でも信じられないと思う、でも、ランの言葉がこんなに嬉しい。ニケが生きる意味を与えてくれる。
「……うん、そう思う」
 二人で行こう。罪も罰も背負っていても、きっと二人でいるのなら思っているよりも重たくなんてない。
 だから……。
 この世界で生きて行こう。
 いつだってニケに救済を与えてくれるランと共に……。
~lok~
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント