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月白 ~千鶴side~ 

2015, 12. 26 (Sat) 00:00

 いろんなことを経験した(させられたのもありますが)一年でした(笑)

 同人活動はともかく、いつまでも家族全員が元気だと思うなよ! というのを痛切に実感した年でしたね。
 来年、コピー本でもいいから出して、イベントに参加してみたいなぁとか無謀な野望を抱いたりしてます。(出すとしたら、薄桜鬼でパス付連載の番外編でしょうね)

 一年は早くて短いです(笑)
月白
千鶴Side


 たくさん、たくさん、いろんなことがあったね、平助君。
 傍らで眠る平助君へ私は胸の中で語りかける。
 たくさんの人の生き方を惑わせ、壊してしまった変若水。
 あなたが羅刹になってしまって、一人で苦しんで、ようやくこの平穏に辿り着いた……。
 もう一人で全部背負わないでね。私が傍にいることを忘れないでね。
 私は傍らで眠る平助君にそう語りかける。
 だって平助君は誰よりも優しいから。
 いつだって一生懸命だから……。
 でも、これからは私も一緒だよ。
 だから、こうしていつまでも手を繋いでいてもいい……。
 私はそっと平助君の指に、もう一度私の指を絡ませる。
 あったかい平助君の手。
 その温もりが私を護ってくれたんだよね。
 今度は私が平助君を護りたい。
 そう言ったら笑う?
 それとも怒る?
 でも、私は平助君に護られているだけじゃ嫌だよ。
 平助君が私を護ってくれていたように、私も平助君を護りたい。
 刀ではなくて、この手で……。
 平助君と出会った時、私は新撰組の中でたった一人。
 心細くて、怖くて、そんな私にあなたは光をくれたの。
 お日様見たいな笑顔と一緒に。
 たくさん笑って、いろんな話をして、見えない宝物を私は平助君に貰ったのに、私の存在が平助君を羅刹にしてしまうことになった。
 あなたはそれでも笑っていてくれたけど、何もできないこの手が私には悲しかった。
 ねぇ、平助君。
 あなたは私が迷い込んだ暗い闇を照らしてくれる光だったんだよ。
 屯所であなたが私の声をかけてくれて、名前を呼んでくれて。私はようやく元の千鶴に戻ることが出来たの。
 おかしいって笑う?
 でも、たくさんのことがあって、混乱していた私を光の方向へ引きとめてくれたのはあなたが私の名前を呼ぶ声だった。
『千鶴!』
 振り返れば、そこにあるのは平助君のお日様見たいな笑顔。
 知らなかったでしょう。伊東さんと一緒に御稜衛士として行ってしまったあなたのことを思って泣いたこともあった……。それ以上のことが待っていることなんて気がつかないで。
 ごめんなさい、平助君。
 それでも変若水がなければ、あなたは今ここにいない。
 私はそこから目をそらしてはいけない。何度も言い聞かせてきた言葉。
 でも、平助君を大好きだって気持ちは変わらないよ。
 平助君は平助君だから……。
 この雪村の里の綺麗な空気と水が羅刹の力を清めてくれている。
 まだ、お日様の中で長い時間笑い合うことは出来ないけど、一つだけお願いをしてもいい?
 こうしていつまでも平助君と手を繋いでいたい。
 あったかな手。
 ずっと刀を振るってきたから、固くて嫌だろうと云うけれど、そんなことないよ。
 この手が私を護って来てくれたんだもの。
 ねぇ、平助君。
 月があなたのお日様じゃなくなった時、また、あのころみたいに一緒に歩いていこう。
 ずっと、ずぅーと。
 だから……。
 いつまでもこうして手を繋いで、私を抱きしめていてね、平助君……。
おしまい

 平ちゃんは山南さんに次いで変若水を呑んでますから、葛藤もあったんじゃないかなと思うのです。しかも千鶴ちゃんを護るために、瀕死になったわけだしね。
 そう考えると、『薄桜鬼』のなかではふんわか系のCPだけど、意外にそこにある葛藤も深かったのでは?
 その辺りが上手く書けたらなぁ。と、思うんだけど平ちゃんは寸止めが似合う男だと思う。なので手を繋ぐなんですね。まぁ、ここではね、そういうの書けないし、私に書く能力もないので論外なんですけどね~。
 手を繋ぐって好きなんですよね。描写的に取っても、どんな色っぽいものより色っぽいなぁと私は思ってます(^^♪
 
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